ゲゲゲの仕事

 安達Oさんのブログにコメントしようとしたのですが、イメージ認証が何度やっても駄目で、撥ねられます。そういえば、池端さんも同じようなことを書いてらっしゃいましたね。
 ずいぶん長いコメントを書いたので、こっちに書いてしまいます。
 安達Oさんは『ゲゲゲの女房』を見ていて、雑誌への持ち込みをしていないなあということを書いておられました。それに対するコメントです。

 水木さんは、このあと「ガロ」に連載しますが、貸本漫画が主舞台であるという気持ちが強かったのではないでしょうか。
 雑誌の数も少なかったですし、そのあとどうなるか、当時の漫画家にはよく分からなかったのだと思います。(これは僕の意見ですが)

『私はゲゲゲ-神秘家水木しげる伝』(角川文庫)によりますと……
 少年漫画雑誌から依頼はあったようですが、最初は断ったそうです。
 それは、宇宙モノの依頼だったからで、描きたいものじゃなかったのだそうです。
(いま受けているからという理由の依頼だったようですが、描かなくて正解だったのでしょうね。いまだと水木宇宙マンガを読んでみたいですけど♪)
 それに、一旦雑誌に描くと、時間的に貸本漫画を描く余裕がなく、雑誌で人気がでないと、では貸本漫画に戻ろうと思っても戻れないという状況があったそうです。
「貸本マンガから雑誌マンガの移行期には、そういった判断をあやまったマンガ家ががなりいた」
 と書いてありました。
 そして、ついになんでも好きなものを描いてくれという依頼が来て『テレビくん』を描くことになるんです。
 それから、小さな福の神があの貧乏神を追い払ってくれるんですよね。

 以上がコメントです。
 付け足すと……貸本漫画の世界はどんどん縮小していき、雑誌に上手く移れなかった漫画家は、貸本漫画に戻ろうと思っても、縮小しているので、自分の席がなくなっていたのでしょう。
 雑誌は、一度失敗すると、なかなか次を描かせてくれなかったようですね。

 あっ『ゲゲゲの女房』はあくまでも夫人のエッセイを元にしたフィクションなんですよね。それを忘れないようにしないと。すべて事実だと思ってしまっては、いけませんね(^o^;)

 いま電子書籍が話題ですが、紙の本は残るとしても、同じような激動期にいるような気がします。5年くらいあとは、どうなっているんでしょうねえ。恐いです(°ο°;)ノ 少しだけ楽しみでもありますが。
by ashikawa_junichi | 2010-06-17 16:33 | 小説・本・仕事 | Comments(8)
Commented by chanbarasky at 2010-06-17 18:18
>雑誌は、一度失敗すると、なかなか次を描かせてくれなかったようですね。
>紙の本は残るとしても、同じような激動期にいるような気がします。5年くらいあとは、どうなっているんでしょうねえ。恐いです(°ο°;)ノ 

恐いよぉ……・゚・(ノД\lll)・゚・
Commented by ashikawa_junichi at 2010-06-17 20:22
>chamaraskyさん
 電子書籍時代になったら、もう文庫はなくなる! なんて人もいますよ。
 そんなことになったら、僕ら文庫作家は飯の食い上げになってしまいますよね( ̄□ ̄;)

 いや、chanbaraskyさんは、ウェブでも小説を発表されてるんですよね。一歩先に行ってるじゃないですか!
Commented by chanbarasky at 2010-06-17 20:35
いえ。
再来月最終回。
(゚´・Д・`○゚)゚。ヒクヒク
Commented by からす at 2010-06-17 23:02 x
ほとんど毎日見ています。
毎回楽しみでこういった連ドラは好きです♪

丁度、ボクが育った時代ですから懐かしいです。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-06-18 00:02
>chanbaraskyさん
 終わりですか。
 でもその経験が力になることでしょう(⌒^⌒)b
Commented by ashikawa_junichi at 2010-06-18 00:04
>からすさん
 僕も貸本屋を覚えてますよ。紙芝居も。
 水木さんが雑誌で連載を始めたころは、小学校の4、5年にはなっていたでしょうか。
Commented by 足立区のおじさん at 2010-06-18 00:40 x
小生のブログのコメント、認証がネックなんですね。僕のMacからは何の問題もなくできるんですが……。
そういえば、池端さんのブログに書き込もうとしたら「スパムと認定します」とか警告が出て書き込めないんですが……。

それはともかく、「ゲゲゲの女房」の件、なるほど……。
週刊誌はスタートしても、今みたいに雑誌の数は多くなかったし、移行期ならではのあこれこれがあったんですね。そのへん、ドラマではすっ飛ばして簡略化してるんで、「じり貧なのに、どうして雑誌に売り込まなかったんだろう」と思ったのでした。
多少知った世界だと、ドラマの脚色の荒っぽさにムカつくことがありますね。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-06-18 01:56
>足立区のおじさん
 一番新しい記事へのコメントはすんなり出来たんですよ。
 なんだか不思議です(@o@)

 雑誌のこと、出版界のこと、もう少し説明してほしいですね。ほかが素晴らしくよい脚本なので、そこだけが惜しいです。
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