秋好みとなめくじ長屋

 なんやかっやいってもう10月も半分が過ぎて、もう17日ですよ。驚きました? いやあ、私が驚いています!(°ο°;)ノ
 もっと涼しくなりませんかねえ……あともう少しか。
 昨日、鬼平を読み返していて、兎忠と季節の好みが同じことに気がつきました。

 きびしい冬の寒さが、身につけているものを一枚一枚ぬぎ捨ててゆくように消えて行く春の訪れよりも、むしろ、
「あっという間に……」
 夏が逃げ去り、たちまちに、空が高く澄みわたって来る秋の感触のほうを忠吾は好んだ。
(鬼平犯科帳11巻『男色一本饂飩』文春文庫・冒頭の一節)
 

 今年の夏は、あっという間に逃げずに、うだうだと居座っていましたねえ。無粋な奴でした。

 しかし、忠吾は小太りでぷにゅぷにゅしてるんですよね。だから暑いのが苦手なのかな……私もいまは小太りですからねえ。……来年のいまごろは、引き締まっております!

 さて。これは面白いとお薦めしたい本です。
 故都筑道夫さんの名作『なめくじ長屋捕物さわぎ』の第1巻『ちみどろ砂絵 くらやみ砂絵』(光文社時代小説文庫・960円税込)です。
 裏長屋住まいの砂絵のセンセーと、同じ長屋に住むおかしな連中とが、難事件、怪事件の謎に挑みます。時代小説だけでなく推理小説としてもよく出来ているんですよ、これが。とても面白いです。
 いままで全12巻で出ていたものが全6巻にまとめられ、順次発売されるようです。この機会に、なめくじ長屋の連中に親しんでみてはいかがでしょう。
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by ashikawa_junichi | 2010-10-17 17:20 | 小説・本・仕事 | Comments(4)
Commented by ひじり at 2010-10-17 17:44 x
わたくしにとって、このシリーズはバイブルです。最初のほうで、胃ぶくろというキャラが出てくるんですが、こいつが好きでねぇ。でも、すぐどっか行っちゃって哀しかったです。豆蔵がいい味だしていて、脇役の重要さを感じます。
Commented by chanbarasky at 2010-10-17 20:14
あ。面白そうです!
これはぜひ読んで見ます。
情報ありがとうございます(それ以外にもありがとうございました)。
ひじりさん、芦川さんにはご心配おかけしっぱなしで……(ーー;)
Commented by ashikawa_junichi at 2010-10-17 21:42
>ひじりさん
 そういや、胃袋は出てこなくなりましたよね。最初はたしか悪役でした。
 前の12冊持ってるんですが、この版も欲しくて揃えようと思ってます。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-10-17 21:48
>chanbaraskyさん
 都筑さんの一方の代表作です。読んで損はないですよお♪
 とにかく、体だけは大事にしてください(^^ゞ←先代林家三平のつもり。
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