不幸自慢というか病気自慢の友人

 池端さんのブログで「不幸自慢」の友人の話が出てきて、私も思い出しました。不幸自慢の友人のことを!「病気自慢」といったほうがよいかもしれませんが
 いまでもつきあってますが、年に何度か会う程度です。
 強烈に覚えているのは、40度近くの熱を出して寝ていたときのこと。もう20年近く前……そんなに前か! まだ独身のころですね。
 その友人が突然訪ねてきたので、熱が高いからまたねと断わったら、ほんの少しだけでいいとのこと。
「ちょっとだけならいいよ」
 と、根負けして部屋に入れたのです。咳もなく、人に感染させるような風邪ではなさそうだったこともあります。
 すると、その友人、いまどんなに調子が悪いのか延々と話しだすのです。どこが悪いというわけではなく、なぜか調子が悪いのだとか。なら病院へ行ったらと言うと、行ったんだけど、原因不明なんだよと。
 我慢してたのですが、もう(気分も体も)限界を迎えて、
「あのね、調子悪いと言いながら、ここまでやってきてるじゃないの。俺は、40度近くの熱を出して寝てたんだよね」
 と言ってやりました。
「ああ、そうか」
 友人は応えると、また自分の体のことを言い立てます。
 いい加減頭に来て、追い出しました。部屋を出るときは、さすがに謝ってましたが……。

 まあ、私も病気自慢はしますよ。みんな、自分の病気がひどければひどいほど、人に聞いてもらいたいものです。それは、聞いてるほうにも役立つ情報が沢山あって、ぜひしてもらいたいことです。
 ずいぶん前に、ある作家さんが入院したとき、同じ病室にいた患者さんたちは、重度のガン患者さんたちで、自分の病気のことをあっけらかんと話すので、気が楽になったと書かれてました。
 そうしたものならよいのですが、自分の病気や不幸の話をだらだらとするのは、止めたほうがよいですねえ。
 ものには限度があるということでしょうか。なにごとも適度に。(按配よくという意味であって、いい加減という意味のほうではありません)
by ashikawa_junichi | 2010-11-15 01:48 | 四方山話 | Comments(0)
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