眠狂四郎殺法帖『俗仏異変』の思い出

 本所回向院の花見堂で、灌仏会が開かれた際、安置された尊像を眠狂四郎が真っ二つに。
 すると、中から現れたのは、幼いキリストを抱いたサンタ・マリア像だった!

『眠狂四郎殺法帖』の『俗仏異変』です。
 いまから50年近く前、私が小学4~5年のころのことです。
 週刊新潮に連載されていた『殺法帖』を愛読していた父親は、日曜日の早朝、まだ蒲団の中にいる私と妹に、この話を(多分)アレンジして語ってくれました。
 毎日曜日には、話をしてくれる習慣になっていたのですが、まさか眠狂四郎の話ばかりだっとは思えません。でも、ほかの話は、まったく覚えてません。
 それほど眠狂四郎の話が印象的だったのでしょう。とくにこの『俗仏異変』が。

 つい最近、睡眠前の読書に『殺法帖』を読んでいたら、この話に出会えました。
 なんとも懐かしい気持ちになりました。
by ashikawa_junichi | 2011-02-13 16:57 | 小説・本・仕事 | Comments(4)
Commented by ひじり at 2011-02-13 19:19 x
父親がやはり週刊新潮を買って毎週読んでいましたよ。お前も本が好きなら時代物をいっぱい読めといわれたのを思い出しました。父親がシリーズ全巻持っていたのでこの「俗仏異変」もなんとなく覚えてます。ちょっと探そうかな、と思ったけどあるのは仙台の家の方で残念(-0-;
Commented by chanbarasky at 2011-02-13 20:23
僕もむかし読みました。
衝撃を覚え、夢中になって続編を読み続けたことを覚えています。
退社してから何冊か読み返してみたんですが、とにかく柴田錬三郎先生の知識は尋常でなく、いまだに調べてもよくわからないところや単語などがたくさんあります。
特に神社仏閣などの建物の部分の名称など、調べても出て来なかったり、出て来てもそれがいったい柱のどの部分に当たるのかなど、建築の専門家にでも聞かないとわからないことだらけです。
永遠のあこがれの人ですが、死ぬまで追いつけないと思うと、なんだか呆然としてしまいます。
学生時代、もっと勉強しときゃよかったなあ……
Commented by ashikawa_junichi at 2011-02-13 21:56
>ひじりさん
 週刊新潮での連載は、毎回挿絵がつくので、読まずともそれを眺めてるだけで楽しかたっです♪
 お父上のお持ちになっていたた本なら、当時の単行本でしょうか! それは凄い!
Commented by ashikawa_junichi at 2011-02-13 21:59
>chanbaraskyさん
 柴田錬三郎だけでなく、昔の作家は実に該博な知識を持ってましたよねえ。
 ただ、シバレンは、けっこう自分で作ったものを史実のように書くようですよ。
 単語も作っている節がありますが、漢籍にも詳しいので、そっちから持ってきているのかもしれませんね。
 ともかく一筋縄では行かない作家ですねえ♪
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