俺の職業は……

 昨日のプログを読み返して……

『小説家』という呼び方は、なんだか偉そうですね。
『物語作家』がいいかな……う~ん。

 だいたい『家』なんてのがついていると、一家を成しているようで、俺はそれほどのもんか!?という気がしてきます。

『物書き』『ものかき』という人もいますが、これはさらにエラそうな響きを、ぼくは受けてしまいます。(これは人によって違いますから、あくまでもぼく個人の感じ方です)
 なんだかカッコつけているような気がするんですよね。

 では、なんて呼ぶのがよいのか……まあ、いま一番しっくりくるのは、ペーパーバックライターでしょうか。
 薄利少売で量産せねばならない職人です。もちろん質を落とさずに!(これが大変ですが)
 それに、ハードカバーの本を出したことがないので。

 日本語でなんと呼ぶか……しっくりくるのはありません。だから、職業はなんですか?と問われたら、やはりしかたなく、一般的な『小説家』か『著述業』を名乗らせていただきます。少し偉そうに。『売文業』は卑下していて、よくないですもんね。
by ashikawa_junichi | 2011-03-05 14:33 | 小説・本・仕事 | Comments(8)
Commented by 足立区のおじさん at 2011-03-05 14:54 x
たしかに……。
でも、「作家」というと乙に構えているようだし、「モノカキ」も多くの人が使いすぎて、なんだか偉そうになってしまいました。
「ペーパーバック・ライター」は長すぎるし、自己紹介する時そう言ったら「は?」とか言われた時にこっちが困ってしまいそうだし……。
税務署とかでは「自営業」ですけど、アンケートなんかでは「文筆業」を使っています。
あ、今思いついたんですが、「文庫作家」ってのはどうでしょうねえ?
Commented by ashikawa_junichi at 2011-03-05 17:55
>足立区のおじさん
「文庫作家」あるいは「文庫書き下ろし作家」というのは、実態に即してますね♪
Commented by 世田谷丸 at 2011-03-05 22:49 x
 芦川さん今晩は。

 もう17年程前の話になりますが、私、デビュー間もない頃、ある版元で編集者に著名な作家に紹介してもらったことがあます。その時に、その先輩作家から、
「我々は小説家なんだよ。作家なんてエラソーなものじゃないんだよ。これから、そういう気持ちを忘れずに仕事をしてください」
 と言われました。

 そういってくれた方は、既に身まかっておられて、言葉の真の意味をお尋ねすることはもうできなくなりましたけど、なんといいますか、若い頃の心に残るエピソードになってます。
Commented by ashikawa_junichi at 2011-03-05 23:40
>世田谷丸さん
 その先輩作家のかたは「作家」という言葉に、とてもエラソーな響きを感じておられたのでしょうね。
「小説家」も変わらないと思うのですが……あくまでも「小説」なんぞを書くやつという意味だったのでしょうか。「大説」ではなく。

 ぼくが「作家」をあまり使わないのは、美術をやっている友人が「作家」というと、美術作家のことを指していたので、混乱してしまったからです(^o^;)
Commented by 世田谷丸 at 2011-03-05 23:57 x
 芦川さん、レスありがとうございます。

 私も、その方の仰る真意がよく分らなくて、亡くなられたばかりの頃には、色々と考えてみたんですね。で、思い当たったのは、小説を書く人間を小説家というのなら、言葉の意味そのままだけど、<作家>と言ってしまうと、小説に、それ以上の意味を付加してしまう。たかだか小説じゃないか――ということなのかな、と考えています。

 まあ、ご本人が身まかっておれますので、勝手な推測になるんですが。こんなことなら、生前に失礼でも訊いておけばよかったな、と思っています。後悔先に立たず、ですね。

 ところで芦川さん、芦川さんはかつて漫画雑誌の編集者でいらっしゃったと聞いておりますが、<マンガ家>という場合には、<小説家>と称する場合における違和感というか、エラソーな感じはなかったのですか?

 ごめんなさい。不快な質問だったらご容赦を。
Commented by ashikawa_junichi at 2011-03-06 00:19
>世田谷丸さん
 漫画家、あるいはマンガ家には、そんなにエラソーな感じはなかったです。
 いや、小説家も、ぼく以外のかたには、エラソーな感じはしません。あくまでも、ぼくにかぎってのことです(^o^;)
「俺はそれほどのもんか!?」と書いたとおりです。

 エラソー……というか、カッコつけてるなと感じてしまうのは「物書き」です。
Commented by 世田谷丸 at 2011-03-06 00:44 x
 芦川さん、すみません。なんか変なコメントをつけてしまって……。反省しとります^^;

 で、ですね、私、ちょっと前に某雑誌のインタビューを受けた時に、担当編集者から、
「肩書きは<作家>だけでいいですか?」
 と電話で訊かれましてね。一瞬、意味が分からなかった私は、
「えーと、どういうこと? イケメン作家とか、ハンサム作家とか、そういうことを付け加えるということ?」
 と訊いたら、電話の向うでいやーな沈黙があって、
「ウソは書けないでしょウソは。あんたは小説以外のものも書いてるから、ジャーナリストとかつけたいのかと思ったんですよ」
 と言われたことがあります(笑)

 なので、肩書きというのは、非常に難しいですよね。昔は、作家=小説家でしたが、今は本を出している人のことを作家、と称する風潮もありますし。

 すみません。変なコメントの連発になってしまいました。他意はございませんので、ご容赦ください。ちなみに、お上的には我々のような商売は、十把一絡げで、<著述業>と呼ぶようですね。お上に決めてもらいたくはねえ、というのが私の感覚なんですが^^;

 お騒がせして失礼しましたm(_ _)m
Commented by ashikawa_junichi at 2011-03-06 01:13
>世田谷丸さん
 いえいえ、気になさらずに(^o^)
 というか、もともとぼくが職業、肩書の呼称にこだわったのが発端なのですから。

 マルチに活躍されているかたは、いくつか併記されてますよね。ちょっとうらやましいです♪

 所得申告のときに「著述業」と書いてますが、お上の決めた言葉と同じだと、いまさらながら知りました(^o^;)
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