『死にたい老人』を読んだ

 昨日ですが木谷恭介さんの『死にたい老人』(幻冬舎新書)を読み終わりました。
 心臓の持病の薬を飲みながら断食安楽死(つまり餓死)するのは難しいそうです。薬で胃が荒れて胃潰瘍の恐れが!?
 心臓病悪化で死ぬのも、胃が破れて死ぬのも潔しとせず、ともかく断食安楽死しようとするのですが、現在はそれが物凄く難しいということが分かります。縁者や他人が放っておいたら「保護責任者遺棄」の罪に当たるので、誰にも知られずにいないといけないのが大変なのですね。
  それで失敗したのかと思ったら、最後に断食安楽死できなかった真相(かもしれないもの)が出てきて、さすがミステリーの大御所!という展開になります。(大袈裟かな)

 これからどんどん老人が増えて老人医療の増加や福祉費用の増加などで国家財政が破綻するだろうと書かれてますが、その通りになりそうですね。怖いです。困ったな……。

 最初のほうで印象に残った箇所があります。
 野良猫のシロが、ひとり暮らしの家にいつのまにか居つくようになるのですが……
「別になにをするわけでもないが、イノチの塊(かたまり)がいてくれると、気持ちが落ち着く。」

 まだ老人のとば口にたったばかりのわたしですが、ヒトゴトとは思えませんでした。(まだまだ先のことと思っていても、これからたったの20年少しで木谷さんの年齢ですよ)
by ashikawa_junichi | 2011-10-17 16:14 | 四方山話 | Comments(2)
Commented by からす at 2011-10-17 22:33 x
ボクも買って読んでみます。
先日、教えて頂いた御本なんですが・・・
読んでて涙がとまりませんでした。。。
漆喰食い・・・が特に良かったです。

ボクは、自分の死に様を子や孫に見せたいと思ってます。
それが最後に出来ることですから。
Commented by ashikawa_junichi at 2011-10-18 11:42
>からすさん
 細谷正充さん編の『きずな』をお読みになったんですね!(o^ з^o)v
 この『死にたい老人』は、かなり極端な本なので、評価は分かれると思います(^o^;)
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