『天晴れ一番手柄 青春銭形平次』!!

 暑いですねえ……。 
 暦は処暑で、暑さもおさまり、秋の気配を感じるはずなんですが……。なんて、新聞に書いてあるようなことはどうでもよくて、ともかく暑いよお!!

 さて。 
 昨夜は『天晴れ一番手柄 青春銭形平次』を観ました。監督は市川崑。1953年東宝作品です。
 いやはや、わたしの生まれた年の作品ですよ。
 冒頭、昭和28年の東京の道路と車が出てきて、これって時代劇のはずじゃ?と思わせておいて、「これは間違い」とかなんとかナレーションが入って、江戸時代になります。
 髪結い床のシーンでは、そこにいた女性たちが左にどっと寄ると、その重さで画面が左に傾きます。
 このように遊びを入れ混ぜながら、軽快に展開する平次のドジな青春捕物帳を楽しみました♪ この男が後年、腕っこきの岡っ引き銭形平次になるのかい?と思わせるのですが、まあそれはご愛嬌。

 主演は、大谷友右衛門。なんと、人間国宝・中村雀右衛門の若きころです。映画に出るのは嫌いだったようで、この時期しか出演していないそうですね。
 八五郎は伊藤雄之助です。いい味出してました♪

 それと、当初は池部良が主演する予定だったそうですね。ほかの仕事が忙しくて実現しなかったようです。

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by ashikawa_junichi | 2012-08-23 18:19 | 映画・演劇 | Comments(3)
Commented by 足立区のおじさん at 2012-08-23 18:51 x
駆け出しの目明かし・平次が現場に駆けつけると、すでに「大物」がずらり、というギャグには大笑いしました。
ラストは大立ち回りになりますが、それもドタバタ風味で。
「偉くなる前」の市川崑の傑作だと思ってます。
Commented by 足立区のおじさん at 2012-08-23 18:53 x
ちなみに、市川さんの名前は「崑」です。山のついているほうで……。
Commented by ashikawa_junichi at 2012-08-23 21:49
>足立区のおじさん
 人形佐七、若さま侍などがいましたね。そのあと、まったく出てこないのが愛嬌ですね^_^;
 ラストのドタバタ風味の大立ち回りは凄かったです♪

 市川監督の名前、訂正しておきます!(^_^)/
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