昨日はサリンジャーのことに気が向いていて、早見慎司さんの『終夜図書館』(発表時は早見裕司)について、その独特の文章のほかは、感想を書いていなかったことに気がつきました。
この作品に出てくる図書館は、ジュニア小説に特化しています。早見さんもジュニア小説を書き続けていらっしゃる作家です。ジュニア小説に対する思い入れが横溢しています。そして、書くことへの執念というか、大変な情熱を感じました。 読みながら、自分自身のことを思い出しました。いまから20年以上前、ジュニア小説バブルというのがあって、その最後のほうで、わたしはジュニア小説を書いてデビューしました。(でも、小学生相手ですから、子ども小説というべきかも) 『終夜図書館』によると、そのころの読み手は、団塊ジュニアで、とにかく中高生の数が多かったのですね。その人たちが大人になっていくにつれて、ジュニア小説は衰退していくわけです。わたしも仕事がなくなりました。 長編は、たった4冊で終り(-o-;) いまはライトノベルが隆盛ですが、ライトノベルに関して、わたしはなにもいえません。『終夜図書館』でのライトノベルに関する記述は、なるほどと思わされました。 画像は、早見さんの『世界線の上で一服』です。素晴らしいタイトルで、アーバンファンタジーの傑作です。
by ashikawa_junichi
| 2013-10-23 15:37
| 小説・本・仕事
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