五月祥子さんへのはなむけに

 作家で陶芸家の五月祥子さんが10月に亡くなったことを、昨日ダーティ・松本さんから教えていただきました。
 講談社X文庫・ティーンズハートで活躍されたあとは、ご主人の沼礼一氏と組んで沼五月という名前でミステリーを書いておられました。
 最近は、小説から離れて陶芸に熱中されていたのですが、闘病生活を送っておられたことは知りませんでした。
 すでに、近親者によって葬儀は済んでいるそうです。

 わたしが五月さんと初めてお会いしたのは、漫画ゴラクの編集者時代で、30年ほど前のことです。
『放課後ナナ』の漫画原作を書いていただきました。(絵は地引かずや氏)
 その後、わたしが会社を辞めたあとは、沼さんの編集されていた雑誌で、わたしが仕事をしていた関係もあり、よく五月さんと沼さんが住まわれている吉祥寺までいって、お酒をご一緒したものです。
 ここ十数年は、わたしが小説の仕事など、なにかと忙しくなってしまったので、お会いする機会もなくなっていました。4年前に、六本木で開かれていた陶芸展にお邪魔してお会いしたのが最後となってしまいました。

 五月祥子名義としては『ハロウィン殺人事件』『怨霊ビルに気をつけて!』『春休みには殺人事件!』(いずれも講談社ティーンズハート)などを上梓し、沼五月名義では『松本城殺人事件』『白骨温泉殺人事件』などを上梓されていました。

 20年近く前の五月さんの初めての陶芸展で、大きな皿と茶碗をひとつずつ購入させていただいたのですが、それが形見となってしまいました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

 メリー・ホプキンの『Those were the days/悲しき天使』を貼ります。
 聖さんの今日のブログに、ダニエル・ビダル版がアップされていたので、実に懐かしくなりました。そして、若いころにともに漫画のために闘った(ちと大げさかな)五月さんへのはなむけにしたいと思います。


by ashikawa_junichi | 2013-11-01 23:54 | 人生 | Comments(2)
Commented by ダー松 at 2013-11-02 00:49 x
おお、何か素晴らしい追悼文を書いていただきまして……
って別に近親者でもない者が言うのも何ですが……。

五月祥子さんは前のご主人がボクのはじめての
マンガの担当者だったので、そのころから
{……もう35年以上前になりますねぇ。}
何度かお会いしましたがサバサバした聡明な大人の女性でした。
当方も、芦川さんらと4年前に陶芸展でお会いしましたが
まさかあれから長い闘病生活に入られたとは……。
近々、ご焼香にでも行こうかと思います。
残された沼さんも寂しいでしょうねぇ。
Commented by ashikawa_junichi at 2013-11-02 01:53
>ダー松さん
 一時は頻繁にお会いしていたものですから、最近は疎遠になっているとはいえ、五月さんの死はショックでした。
 まだお若いのに……沼さんは、さぞ寂しいことでしょう。
 わたしもご焼香にうかがいたいと思っています。
<< 楽天優勝 聖龍人さんの新刊『笑う永代橋-... >>