『自転車の追い越し 声かけて』という投稿

 狭い歩道を歩いているときに、うしろからきた自転車にベルを鳴らされることがあります。さて、右に寄ればよいのか左なのか、迷ってしまいます。
 だいたいベルの音は「退け退け」という風に聞こえて、実に不快です。

 今日の朝日新聞の投稿欄に『自転車の追い越し 声かけて』と題したものがありました。
 東京都の大島義光さんというかたの投稿なのですが、米国に住んでいたころ、追い越していく自転車は「On your right(右を通ります)」とか「On your left(左を通ります)」などと声をかけてくれるのだそうです。
 どちらからくるのかが分かるし、ベルではなく人の声なので不快にはなりませんよね。
 この投稿には、南伸坊さんのエッセーも紹介されていて、南さんは「前を行く者に道をあけてほしいのなら、口でそういえ(中略)少なくとも『ちりん、ちりん』て口でいってください」と書いているそうです。

 口で伝える週間は日本にはないので、最初は恥ずかしいかもしれませんが、人を不快にさせず、事故を起こさないようにするには、とても有効な方法ではないでしょうか。

 ちなみに、わたしは、いまは自転車に乗ることはほとんどありません。自転車に不快な思いをされつづけていて、乗ってしまえば自分もしてしまうのではないかと恐れるからです。
by ashikawa_junichi | 2013-12-23 22:24 | 日常 | Comments(0)
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