「嫁」のつづき2

 フェイスブックでのやりとりで、関西出身の作家である飯島一次さんから貴重なご意見をたまわりました。
 飯島さんのコメントをそのまま転載しますね。

私は1950年代の大阪生まれですが、ヨメというのは舅姑が息子の妻をいう場合が普通で、自分の妻を「うちのヨメハンがあ」などというのは大阪でも下品な中年オヤジの特殊な常套句でした。下品な関西芸人が大阪のイメージを下落させ、おかしな表現を日本中に流行らせる。とてもいやです。

言葉は日々変化しているのは仕方がなく、それを乱れと感じるか、受け入れるか、それぞれ自由でしょうけど。若い人が自分の妻をヨメというのは、やはり違和感あります。


 ぼくは、下品な関西芸人のせいで、関西の人(とくに大阪)に偏見を抱きつつあったようです。ごめんなさい!m(_ _)m

 若い人たちは関西芸人たちやテレビの影響で、結婚するときに「入籍」して「嫁」と呼ぶようになるのでしょうか……。いやですねえ。
 なんで「入籍」というのでしょう。普通に「結婚」といえばよいではないですか!

 関西出身で北海道在住の立原透耶さんのまわりでは「相方」という言葉を使っているそうです。
 それは「連れ合い」よりもよいですね!(o^ з^o)v
 でも……漫才師かよ! と、つっこまれる可能性も(^o^;)
by ashikawa_junichi | 2014-02-23 16:37 | 四方山話 | Comments(9)
Commented by 足立区のおじさん at 2014-02-23 17:00 x
そういや昔、テレビドラマで「ウチのヨメはん」(「ウチの嫁さん」だったかも)というのがありましたねえ。そのときのニュアンスは、下品で下等なオヤジが使ったと言うより、愛嬌のあるニュアンスで愛すべき感じで使っていたと思います。往年の女優・園加代子を思いい起こすような感じで……。
ま、言葉の語感とか感じ方は千差万別で、背後の文化とか時代(2年違うともう感覚が違います)の違いとかもあるので、正解はありませんよ。
ただ、吉本芸人が「汚い大阪弁(というか吉本的関西弁)を広めている、ということは言えると思いますが。
Commented by ashikawa_junichi at 2014-02-23 18:09
>足立区のおじさん
 おなじ「ヨメ」でも、そのドラマのようだったり、加山雄三の「お嫁においで」なんて使い方だと可愛らしいですよね。(後者は封建的ですが)
 吉本芸人の言葉が汚いから「ヨメ」という言葉も汚く聞こえるのかもしれませんね。うん、そうかもしれません!

 おっと、それはともかく、正解かどうかではなくて、東京でも若いのが「ヨメ」なんて使いだすのはやめてくれという老人の叫びなのであります。
 吉本芸人は大阪に帰れ!……いや、そこまでいうつもりはありません。
Commented at 2014-02-23 19:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ashikawa_junichi at 2014-02-23 23:55
>「入籍制度は、女性の権利を尊重する意図で作られたものだと、わたしは理解しております」

 なるほど、勉強になりました!
 ただ、制度の問題ではなくて、昨今「結婚」といわずに「入籍」というのは、どうなんでしょう。
「書類の上でも結婚したぜえっ!」って、ことなんでしょうか。
Commented by Fumika at 2014-02-24 12:27 x
最近はネットやラノベでも贔屓の女性タレントや、まれに男性タレントのことも「オレの嫁」表現がまかり通ってますね。一部のネットユーザーらの妄想上、自由にできる存在として心地良く使える符号としてぴったりきたのかなと推測しています。
Commented by ashikawa_junichi at 2014-02-24 15:43
>Fumikaさん
 なるほど! それに対して、女性たちがどう思っているのか興味があります。
 それと「嫁」には甘美な響きもありますね。エロチックな感じ?……いや、どうかな。
Commented by 松井計 at 2014-02-24 19:49 x
芦川さん、こんばんは。

かつて結婚することを、女性の立場から<嫁にいく>と表現しましたよね。で、新婦のことを<お嫁さん>と呼んだ。

これは婚姻が結婚する当事者同士の問題というよりも、家と家の問題であったからですよね。

当時でも、夫に対する言葉は妻ですから。ところが婚姻は家の問題であったから、家と、婚姻する女性との関係性を示す嫁という言葉を使った、ということでしょう。

ところがその後、新民法下で婚姻が家の問題ではなく、男女個人間の行為になってからも、新婦=お嫁さんという表現が慣例的に残ったために、新郎から見ても新婦はお嫁さんであるとの誤解が生じた。

そのために妻のことを<嫁>と表現する誤用が一部の地域ないしは一部の階層を中心に固定化した、ということなんじゃないでしょうかね?

Commented by 松井計 at 2014-02-24 20:23 x
で、厳密に言えば、現民法下では、<嫁>という存在はないんですよね。

先々、私の倅が結婚したとして、相手の女性はあくまでも倅の配偶者ないし妻であって、松井家の嫁ではない。だから、私が<うちの嫁>というのも実はおかしい。

今は、結婚するとき、新夫婦で新戸籍を作るわけですから、とうぜん、そういうことになりますよね。私が松井を名乗り、倅が婚姻後も松井姓を名乗ったとしても、それは松井家の継承ではなく、同じ苗字の別の家庭。私と倅が親子だという関係は残りますが。

<入籍>というのも、いまだに、慣例として存在しないはずの<嫁>という言葉が残っているのと同じように、旧民法での制度が、慣例的に言葉として残ってしまった、ということではないでしょうか?

旧民法では、婚姻=夫の家の戸籍に入ることでしたからね。

で、入籍という言葉が、慣例的に残ってみると、旧制度を表現する言葉だけに、<結婚する>という日常的な言葉より、あらたまった表現みたいに感じられるのかも知れないですね。

すみません。よそ様のブログにお邪魔しておきながら長くなってしまいました。平にご容赦を。

で、私は<挙式>という表現の使われ方も気になります(^^;
Commented by ashikawa_junichi at 2014-02-25 16:53
>松井計さん
 おっしゃる通りだと思います♪

>>妻のことを<嫁>と表現する誤用が一部の地域ないしは一部の階層を中心に固定化した

 特に家制度の強固な関西で固定化したと思っていたのですが、飯島さんのコメントだと、関西芸人(特に吉本芸人)が使っていただけのようですね。でも、それが全国化するのは嫌です(-o-;)
 
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