最近起こったことや読んだ本のことなど

 10日に鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県常総市が大変なことになりました。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、避難されたかたがたが一日も早く日常を取り戻せるよう祈ります。
 参院で安保法案が強行採決されるかいなやという大事のときを迎えています。
 強行採決されても、安倍政権への異議申し立てはこれからもつづきます。
 全国的に盛り上がっているデモには、選挙で自民党や公明党に投票した人たちも参加していたはず。(実際、学会の人たちがいたし) 集団的自衛権は公約の下の下、200番以下に書かれていたのだったし、みんな経済がよくなると期待して(集団的自衛権は争点にしていなかったから)投票していたのでしょうからね。

 校條剛氏の『作家という病』を読みました。氏の文章を少しだけ紹介します。
<作家という職業人に共通のものがあるとすれば、「過剰さ」ということになるかもしれない>
 都筑道夫の原稿が遅かったことに関して、
<原稿が遅い、早いは天性の資質だというのは、遠藤周作説だが、夕方から酒を外で飲みたい、友人と遊びたい、芝居やコンサートに行きたいという趣味の多いタイプは概して原稿が早い。都筑の趣味はほとんど自室で行えるものだったので、原稿を急ぐ理由がなかったこともあるだろう>
 などなど、なるほどなあと唸る言葉がたくさんあります。
 この本に書かれている黒岩重吾の言葉を紹介しましょう。
<作家には本人にしか分からない鬼がいて、その鬼が原稿に向かわせるのだ>(『私の履歴書 生きてきた道』より)

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 鯨統一郎氏の『作家で十年いきのびる方法』も読みました。
 以前に上梓された『努力しないで作家になる方法』と同じく、奥さんが素晴らしすぎて感動的ですが、最後に「フィクションです」と断ってありますね。本当はどうなのか?
 それにしても、書きたいことはたくさんあって、死ぬまで書き切れるかどうか分からないそうで、しかも十年、順風に書きつづけられていて、波瀾万丈の作家人生ではないところが、物足りないというか、うらやましいというか……。

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by ashikawa_junichi | 2015-09-17 01:21 | 四方山話 | Comments(0)
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