『あゝ新宿……展』と日本文芸家クラブ懇親会

 今年3月で出版社を退社して30年目だったということに気づきました!
 歳をとるわけです。

 さて。23日金曜日は、日本文芸家クラブの理事会と懇親会があったのですが、その前に新宿高野本店ビル6階特設会場で開催されている『あゝ新宿 アングラ×ストリート×ジャズ展』を見てきました。
 1960年代後半から70年初頭にかけての新宿は、実にざわついて、人々のさまざまな情念が渦巻き、マグマ溜まりのようになっていたようです。ようですというのは、わたしはまだ中学生だったので、新宿へは足を運ぶことはなかったからです。ただ、あの時代の新宿の熱気は、どこからともなく伝わってきていて、展示された写真などを見ていると、懐かしさがこみ上げてきました。
 高校生になってから唐十郎の状況劇場の芝居を見ることになるのですが、残念ながら花園神社を追い出されたあとでした。(花園神社で見た友人がおり、いまでもうらやましいです)
 そして、足しげく新宿に通った大学時代には、東口広場は閉鎖されて、フーテンは姿を完全に消していましたが、それでも、情念や熱気の残滓は感じられました。遅く生まれたことを淋しく思ったことを思いだします。
 田原総一郎が作った山下洋輔のドキュメンタリーも見られます。当時の早稲田大学本部キャンパス4号館地下で行われた演奏は圧巻です。
 7月2日までです。
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 16時から理事会があり、前事務局長の怠慢のせいで、会員のかたがたに多大なご迷惑をかけたので、理事長及び理事全員が責任をとり退任することを決定。
 前途は多難ですが、歴史ある日本文芸家クラブの発展を願ってやみません。(もしまた理事に選ばれたのなら、微力ながら協力する所存です)
 懇親会は和やかに楽しく進行しました。新たな会員さんも増えそうなので、喜ばしいです。
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 飯島一次さん、喜安幸夫さん、柚木寿雄さんと。(写真提供・柚木寿雄さん)
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 柚木寿雄さん、北山悦史さんと。(写真提供・柚木寿雄さん)
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 2次会は『北海道』3次会は『ナドニエ』4次会は、ナドニエの支配人ショウちゃんに連れられてガールズバー、5次会は『KOW』へ。『ナドニエ』からスタッフが2人合流して5時すぎまで飲んでました。わたしは、もうヘロヘロ。一緒にいた聖さんは元気横溢。俺より歳上なのに!
by ashikawa_junichi | 2017-06-25 01:00 | 日常 | Comments(0)
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