小三治師匠に学ぶ

 昨夜NHKの『プロフェッショナル』の再放送を観ました。
 柳家小三治(十代目)の今夏の連続高座の模様を軸に、彼のプロフェッショナルな姿勢を明らかにしていく番組でした。
 今年の夏は、本当にひどく暑く、原稿書きに支障をきたしましたが、68歳で重度のリウマチと闘いながらの一週間の高座の模様は、鬼気せまるものがありました。
 以前、ほかの番組で、立川談志の高座の模様を観ましたが、こちらも老いによる衰弱と闘いながらの日々でした。

 小三治師匠ですが、現役の落語家の中では、もっとも好きな人です。
 とても自然な感じで噺が聴けるんですよね。すっと江戸の世界に入り込めます。
 と思ったら、若いころは技巧派で、師匠から、
「おまえの噺は面白くねえな」
 と言われて悩み、志ん生の
「人を笑わせようとしてはいけない」
 という言葉を知ってから「小さく小さく」演じることを心がけ、思わず客が笑ってしまうような芸をしようとしているとか。
 技巧に裏打ちされたナチュラルな芸なんですね。

「本当にお客に喜んでもらえる噺をするには、一番下からものを見なくてはいけない」
 そう思った小三治師匠は、重いリウマチになって良かったと言ってました。
 難病になって、人の心のやさしさや、他人に生かされていることを実感したそうです。
 なかなか言えない言葉だと思います。

 小三治師匠のドキュメント、スタジオでの飄々たる話と、毎日の姿勢(常に目の前のことに一所懸命)を聞いて、俺も頑張るぞ~!と決意を新たにしました!
 そのあと酒呑んで、寝てしまいましたが(^ω^;)
by ashikawa_junichi | 2008-10-21 13:32 | 四方山話 | Comments(0)
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