鬱病になったときのために

 友人や知り合いの作家の方々の中に、鬱病の人がけっこういます。
 鬱病の人って増えているんでしょうか?
 僕が初めて鬱病を知ったのは、北杜夫氏の著作からで、中学のころです。そのころは、あまり身近な病気とは思えなかったのですが。

 亡父は、自分は老人性鬱病だと言って、北杜夫氏の兄である斉藤茂太医師の診察をわざわざ受けに行きました。あっという間に診療が終わって薬を出されただけだと文句を言ってましたが……おそらく、重い鬱病ではなかったからでしょう。

 なんで、こんなことを書いているかというと、五木寛之氏と香川リカ氏の『鬱の力』という新書があるのを知って、買おうかどうしようか迷っているからです。

 なぜ読もうと思ったかというと……
 実は、僕はいままで鬱状態になったことが、覚えているかぎり、まったくないのです。
 気分が落ち込むことはありましたが、鬱というほどではないと思うのです。
 しかし! 亡父のような老人性鬱病になるかもしれず、その前にだって、なる可能性はあるわけですよ。だから、鬱病になる前に読んでおこうかな……と。あらかじめ、対処方法を知っていれば、楽に鬱病を受け入れられるのではないかと考えたわけです。いや、それよりこの新書は、鬱を肯定的にというか、前向きにとらえているようなんですよ。鬱になったって怖くない! かえって、よいことかも? なんて思えるのかな……。

 まあ、鬱病にならないほうがいいのですが、予防法ってあるんでしょうか?
 落語でも聞いて、笑ってるのがいいのかな……。
 そういえば、友人の編集さんから志朝全集のDVDをもらっているんでした。余裕がなくて観てませんが、これを観ることにしましょう!
by ashikawa_junichi | 2008-11-03 01:28 | 健康 | Comments(2)
Commented by らんせ at 2008-11-03 04:01 x
 どうもおー、鬱男でーす。僕の場合躁鬱だと思います。
躁状態で原稿を書いているときは、すげえ天才と思えるのですが。
鬱になると、これはダメだと消してしまいます。それで一向に捗らない。
是非その本を読んで、対処療法を教えて下さい。
うーん、自分で読むのはちょっと怖いので(笑)
Commented by ashikawa_junichi at 2008-11-03 12:42
>らんせさん
 北杜夫氏も躁鬱病でしたね。
『鬱の力』ですが、 らんせさんのために、是非読まねばいけせんね!(^o^)
 いつになるか分かりませんが、読んだらご報告いたします。
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