日本文芸家クラブの会員に加えていただきました

 61年前に、捕物作家クラブとして発足した『日本文芸家クラブ』の会員になりました。
 小説家ばかりでなく、広く大衆文芸に関わっている画家やイラストレーター、編集者のかたがたも加入している会です。
 とやまみーやさんのご尽力で、睦月影郎さんと北山悦史さんの推薦を得ることが出来て、入会の運びととなりました。
 まだ会員証も認証も届いていませんが、サイトの会員名簿に名前が載っていたので、発表いたします。(大げさですが)
 で、会員の職種は自分が書いたまま記載されているのですが、僕は「小説家」にしました。
「作家」とするかたが多いですね。同時入会の早見俊さんも「作家」です。
 僕がなぜ「作家」にしないかというと、随筆など書かない小説家専門だから、という理由ではまったくなく(随筆も書きたいです。注文ちょうだい!)友人に現代美術をやっているのが2人もいるからです。
 なぜ現代美術と関係あるのか!? 説明いたしましょう。
 普通、絵を描いているひとは「画家」ですよね。でも、文字を羅列したり、カウントしつづけたり、巨大な布でものを覆ったりといった行為をするひとは「画家」ではなくて「作家」としか言い様がない。
 僕のまわりで「あの作家は……」という会話が飛び交っていた時代があり、その「作家」は現代美術の作家なので、僕の頭の中では「作家」というのは、文字を書いてクリエイトするひとだけではなくなってしまってるんですよ。てなわけで「小説家」としたわけです。

 あまり名乗りたくないのが「物書き」です。「ものかき」。なんかカッコつけすぎてる気がするんですよねえ「ものかき」って。いや、筆一本で生きているという意味が籠められているようでカッコいいんですが、僕にはまだふさわしくない……って感じでしょうか。「物書き」と名乗れるようになったら一人前なのかな。……やっぱり恥ずかしくて、この先も言えないでしょうね。かみさんのことを「連れ合い」なんて言うのと同じかな。
 まあ「家」がつく職業ってのも、なんだか偉そうではありますが(^o^;)
by ashikawa_junichi | 2010-04-07 00:30 | 小説・本・仕事 | Comments(4)
Commented by からす at 2010-04-07 11:21 x
次元が違いすぎて恐縮なのですが・・・・。
ボクは、人に聞かれると「牛飼い」と言ってます。
書く欄には「農業」と書くようにしています。
なんか・・・
酪農家って自分で言うのがどうも恥ずかしくて
そうしてます。(笑)

『日本文芸家クラブ』ご入会 おめでとうございます(^^)
Commented by ashikawa_junichi at 2010-04-07 14:55
>からすさん
 ありがとうございます♪m(*・ω・*)m

 次元は違いませんよ。
 いや、むしろ実業は、なくてはならないものですから、僕らの虚業などより、はるかに重要な仕事だと思います。
 不思議なのは「酪農家」というのが恥ずかしいということです。「農業」だと、畑を耕している印象がありますが……。
 どの分野でも、携わっているかたのこだわりというものがあるんですね♪
Commented by からす at 2010-04-07 23:03 x
元々は、先祖代々百姓でしてw
明治後半からの酪農業です。。。。
でもそのころは、乳牛はわずかに一頭でしたし
米麦が中心の農業経済だったそうです。
ですから・・・・ボク的は、農業ってのが我が家の家業って感じです。
百姓ってのが似合ってるですかネ。。。

あ、百姓っていいかも♪(^^)
Commented by ashikawa_junichi at 2010-04-08 00:10
>からすさん
 百姓っていいですよね♪
『百姓侍』という時代小説を書いた作家がいるんですが、やられたっ!と思いました(^o^;)
<< 久々のプール まめとクリアファイル >>