アラン・シリトー死去

 ツイッターで知ったのですが、アラン・シリトーが死去されたそうです。享年82歳。
『長距離走者の孤独』『土曜の夜と日曜の朝』『ノッティンガム物語』『屑屋の娘』『華麗なる門出』を読みました。『ドアの鍵』という長編もありましたよね。これは積ん読になったまま何十年。
『土曜の夜と日曜の朝』は何度も読み返しましたが、ビールの中でも濃厚な黒ビール、スタウトが好きになったのは、この作品のせいかもしれません。
 イギリスの「怒れる若者たち」と呼ばれた作家たちの中の一人で、しかもインテリばかりの彼らの中では珍しく下層階級出身で学歴もありませんでした。そのおかげで、底辺で生きる若者たちの描写に迫力がありました。
 映画の『長距離走者の孤独』も『土曜の夜と日曜の朝』もよかったですねえ。後者は、名優アルバート・フィニーの主演作で、カッコよかったです♪
 時間が出来たら、シリトーの作品を読み返してみたいと思います。合掌。
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 僕が持っている文庫本の表紙です。大学時代に読みました。懐かしい……。 
by ashikawa_junichi | 2010-04-26 01:13 | 小説・本・仕事 | Comments(0)
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