例年体育の日は快晴でしたが、以前は10日と決まってたんですよね。11日にずれたら、快晴までずれたか!
さて、今日はこれから気功の会に行ってきます。前回は仕事のために行けませんでしたから、今日は張り切ってます! この暑さだと、到着したころには、夏のときと同じく汗まみれなんでしょうねえ(^o^;) まあ、それもいいか。次回は、そして来年の初夏までは、おそらくそんなことはないでしょうし。 ミクシィで、以前議論した図書館問題が再燃。 推理作家協会が図書館に要求したのは、あくまでも最新刊のことなんですよね。さらには発売前の予約です。私くらいだと大して予約なんてつかないでしょうし、買ってもくれないところもあるでしょうが、ベストセラーになると、予約して読めるのが半年後、一年後なんてことがあるようです。 で、図書館は何冊もベストセラー本を購入する。無料で読む人が増える。これは私のような零細作家には関係なさそうですが、売れてる本で出版社が潤ってくれないと、採算ギリギリ(あるいはそれ以下)の私のような作家に発注がこなくなるおそれがあるっつうもんです。 それで、協会としても、総会にかけて協会員たちの総意の上での要求だったのです。つまり、売れっ子作家ばかりの理事たちだけが要求していたわけではないんですよね。 最新刊は、本屋に並んでから、少しくらいは余裕を持って図書館で貸し出してほしいという要求なのです。でないと、売り始めたばかりの本を、図書館では無料で読めるわけで、なにかおかしくないですか。 公開されたばかりの映画のDVDが、すぐに無料で貸し出されるのと同じことだと思うのですが。現状では、そんなことにはなってませんよね。 こうしたことを書くと、なにを勘違いされるのか、 「図書館に本を置いてほしくない作家の本なんか読みたいない!」 という方が現れるのです。 そんなことは、ひとつも言ってません。 作家なら、図書館に本を置いてもらいたいし、置いてあったら嬉しくて跳び上がりたい気分ですよ。 あくまでも、最新刊についての話なんですが、そこのところよろしく! 発売後一カ月とか、区切りをつけてくださればいいのですが。 ミクシィでの再燃は、どんな形であっても読書習慣をつけてもらうために、無料で読んでもらってもよいではないかということが発端。ただで与える、つまり贈与すれば、いつか作者にも戻ってくる……ということなんですが、これが分かりづらいです。内田樹さんの仰ってることのようで、内田さんの書物を読まないと分からないのですが、大所高所からの高踏的意見のような気がして、なにか議論の場が違ってきたようです。 とまあ、そんなことをミクシィで議論してたのですが、もう疲れました。 なんでもいいから、面白いものを書きます。はい!
by ashikawa_junichi
| 2010-10-11 16:50
| 小説・本・仕事
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Comments(8)
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世田谷丸
at 2010-10-11 21:02
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芦川さん、今晩は。
図書館問題、なかなか難しいですね。文藝家協会のほうでは、ヨーロッパシステム、つまり、図書館を運営する自治体が、無料で図書を貸し出す際に、著者と版元に対して、いくらかの補償を行う、という形は採用できないか、との議論が進んでいるようです。 で、活字離れといわれますけど、毎日新聞社が行っている読書率調査では、ここ50年、読書率も接触率も、ほとんど差がないんです。子供たちに限ると、<朝の10分読書運動>の成果なのか、過去より高い読書率が現れたりするようになっています。(続く)
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世田谷丸
at 2010-10-11 21:03
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(承前) しかし、書籍の売上は、8月も前年度割れだったと発表がありましたね。3ヶ月間連続で、前年度比、5パーセント以上の減額だとか。つまり、<本を読む人は減っていない>が、<本を買う人が減った>という現状があると思います。
その傍証として、本の売上部数は右肩下がりですが、図書館での貸し出し部数は、右肩上がりになっている。つまり、本を買わずに、図書館で借りて済ませる、という人が増えている、と考えられますね。これはやはり、<不況>の影響が大きいのでしょうね。 たとえば酒だと、節約するには呑むのをやめるか、量を減らすかという話になりますが、本の場合、では、買わずに借りて読むか、という選択肢があるわけですね。 ところが、逆のケースもあって、図書館も資料購入の資金を節約しようとし始めていますから、ほんとうは図書館に入るくらいしか利益の出しようのない本が、なかなか図書館に入りにくくなっている、というようなこともあるようです。 なかなか難しい問題ですが、まずは全体の景気がよくならないと、どうしようもないのかも知れませんね。
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ashikawa_junichi at 2010-10-12 13:39
>世田谷丸さん
不況の影響は大きいでしょうね。 本を買うお金を節約して図書館で済ませようというのは、仕方ないことでしょうか。 図書館と出版社、著者たちがよく話し合って、解決するべきなんでしょうね。 そして、読者も、いつも新刊のベストセラーばかりに飛びつかず、好みの本を見つけてもらいたいです。 問題なのは、最後に書いておられた、図書館の購入にかなり依存している出版社ですよね。理論社が再生法適用に至ったことは関係ないのでしょうか……気になってます。
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ashikawa_junichi at 2010-10-12 13:44
>世田谷丸さん
<本を読む人は減ってない>が<本を買う人が減った>ので、図書館の利用率が高くなっている、という分析はなるほどと思いました。とりあえず読書する人が減っていないというのは、喜ぶべきことだと思います。(やっぱり買ってほいしけど) ご教示、ありがとうございましたm(*^ω^*)m
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世田谷丸
at 2010-10-12 20:19
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芦川さん、レスありがとうございます。
理論社の件、私も詳しい事情を知っているわけではありませんが、図書館の予算削減も影響しているかも知れませんね。まさに、児童書というのは、公的図書館に入ることが大きな位置をしめておりましょうし……。実際、他社から出たものですが、私の唯一の児童向け書籍は、おそらく、実売部数より、図書館や学校が購入してくれた部数のほうが多いと思います。 私は、図書館もよく使いますし(旧い資料など、図書館以外では見ることのできないものも多いです)、図書館が、<読書文化>に大きく貢献していることは、非常によく理解しているつもりです。 なので、芦川さんも仰っておられるように、図書館、版元、著者、そして読者のすべての利に適う方法はないのか、そういう議論をするべき時のように思いますね。 ただ、いずれにしても、不況が続く限りは、なかなか本の購買意欲も高まらないでしょうから、マクロ的には景気の回復、というのが一番、大切かも知れませんね。出版界が一番、元気があったのがバブル期だったことを思いますと、特に……。
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ashikawa_junichi at 2010-10-12 22:47
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ぽぽす
at 2010-10-14 08:40
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以前ミクシィの日記で読みましたが、きちんと(というより普通に)
アシシさんの日記を読みましたら、別に図書館に本を置くことを 否定している訳じゃないと読み取れますけど、最近この手の 言葉尻だけとって揚げ足をとるような、どちらかに無理矢理偏らせる 意見を言う人が多いですね。私も新刊をすぐ置くのは反対です。 しかしすぐ置いてあったんですね。DVDの例のように営業妨害に なるからすぐには置かないであろうと思い込んでましたので、気がつき ませんでした。(かなり頻繁に図書館通ってるのに・・・) 創作活動している人の見えない権利を守る為というのもありますし、 これから面白い本を沢山読みたいと思っている読者の立場からでも 図書館側には配慮していただきたいものですね。 それに、図書館はもっともっと面白い利用の仕方が沢山あると思います。 新刊読んで節約できたわ!得したわ!!というちっさい使い方だけじゃ もったいないですよね。
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ashikawa_junichi at 2010-10-14 16:53
>ぽぽすさん
ご理解していただいて、ありがとうございます♪m(*^ω^*)m すべての図書館が、最新刊を予約して提供しているわけではないと思いますので、ぽぽすさんの利用されているところは、置いてないのかもしれませんね。 論争になると、相手側が「図書館に自分の本を置くなと言っている」という風に言いふらすんですよ。ちゃんとこちらの真意を伝えてからにしてもらいたいです。 読むほうもですが、図書館側も、郷土の作家や文化を掘り起こしたり、郷土ゆかりの作家の紹介や最近のトピックに関連した本の紹介など、いろいろ楽しい企画をしてほしいですね。
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