自分史なるもの7 漫画家になりたかった

(小学校時代)2

 漫画家になりたかったです!
 幼稚園から小学校にかけて講読していたのは『少年ブック』で、杉浦茂さんが好きでした。友人のあいだでは、どちらかというとマイナーな雑誌を読んでいました。
 メジャーな雑誌といえば『冒険王』や『少年』でしょうね。
 当時は、本屋さんが発売日になると配達してくれるんですよ。母も月刊誌を配達してもらっていたような記憶があります。妹はどうだったのかなあ……。

 小学校に入ってしばらくして講読していたのは『少年サンデー』です。マガジンを読んでいる子が多かったけど。サンデーの連載陣の中では横山光輝さんの『伊賀の影丸』が大好きでした。なんどもなんども読みましたよ。トレースして絵を真似たりしました。

 同じクラスに裕丸くんという子がいて、頭がよく学年で1、2を争うような子でした。この子が漫画が上手いんです。放課後しばらくは、私は校庭で縄跳びなんかをして遊び、裕丸くんは教室で秀才たちとなにやらしてました。そして、学校から帰ったあとは、私だけ裕丸くんの家へ行って、一緒に漫画の描きっこをしていたものです。
 だから、学校の先生は、私と裕丸くんが親しいなんて知りませんでした。私は、さして優秀な生徒ではなかったですしね。
 ずいぶん経ってから(大学生になったころ)クラス会があって、裕丸くんは欠席していたのですが、先生は私が裕丸くんが親しいと知って驚いてましたよ。

 漫画家になりたかったと書きましたが、裕丸くんがあまりに上手く、私なぞ足元にも及ばないので、小学3年生のときに、きっぱり漫画家になるのを諦めました。才能の違いを見せつけられたわけです。
 で、どうしたかというと、小説家志望に変えました。小学3年次の文集に、みんななにになりたいかを書くのですが、私は「すいりしょうせつか」と書きました。なぜか隣のおにいさん(もう働いてます)が、私を見かけて「淳ちゃんは、推理小説家になりたいそうだね」と話しかけてきて、びっくりしたのを覚えてます。なんで文集のこと知ってたのかな。

 なんだか、あんまり面白くないでしょ? 長く書きすぎなのかな……。
 次回は、なぜ推理小説家になりたかったかです。
by ashikawa_junichi | 2010-11-05 18:42 | 人生 | Comments(6)
Commented by ☆t.chino at 2010-11-05 21:14 x
「少年ブック」は覚えています。「遊星仮面」などがあった雑誌だと思います。「冒険王」「少年」などの誌名も懐かしいです。私は「少年画報」を読んでいました。「赤胴鈴之助」「まぼろし探偵」に夢中でした。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-11-05 22:28
>☆t.chinoさん
『少年画報』もメジャーでしたね!
『少年』『冒険王』『少年画報』が3大月刊漫画誌でした!
 それらの雑誌は、ときたま友人に借りて読んでましたよ。
 残念ながら『遊星仮面』は、まったく覚えてないです(^o^;)
Commented by からす at 2010-11-05 22:30 x
ボクは、子供の頃から父親に洗脳されてましたからw
迷いもなく今の牛飼いに成りました。。。
でも、夢はあったんですヨ(^^)
それは、日常使うような生活品のデザイナーです。
絵を描くのも好きでしたし
人が工夫してるようなモノを見たり聞いたり
自分で作るのも大好きでした。。。
システムとか文章とか建物とか機械とか・・・
人が知恵を出してるモノが好きでしたネ。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-11-05 22:46
>からすさん
 小さいときから手伝ったりしていると、仕事が身にしみつくんでしょうね♪
 息子さんは、あとを継がれるのでしょうか? まだ先のことですね(^o^;)
 時間が出来たら、絵や文章なら出来ますよ♪ からすさんの絵を見たり文章を読んだりしてみたいです!
Commented by 足立区のおじさん at 2010-11-05 23:13 x
僕は、小学6年までマンガ家になりたくて、赤塚不二夫のアシスタントになろうと思っていました。アシシ。さんと同じように、僕よりはるかにマンガの巧い(石森章太郎タッチの絵を描いていました)玉城君という生徒会長もした奴がいて……。
しかし僕は中学に入って、小説家〜映画監督に志望を変えました。玉城君は音楽を初めて、お互い、マンガから足を洗いました。
その後、高校で玉城君はロックをやり出して、いわゆる「不良」になって、僕とは付き合いがなくなってしまいました。僕は、文芸部と映画部をカケモチして、小説を書き、8ミリ映画を撮り……勉強をするヒマがありませんでした。
Commented by ashikawa_junichi at 2010-11-05 23:31
>足立区のおじさん
 人に歴史ありですねえ♪
 玉城くんはいまどうされているのか気になります。
 しかし、文芸部と映画部のかけもちとは、ある意味、勤勉な高校生活を送ってたんですね!
 私は、もっとチンタラしてました(^o^;)
<< 自分史なるもの8 漫画家から志... 自分史なるもの6 >>