申し訳ありません

 吹けば飛ぶような三文作家のわたしにも、注文をくださる出版社のかたがたがおられます。
 いま、原稿の執筆が遅れに遅れており、多大なご迷惑をおかけしています。
 本を刊行していただき、原稿依頼をしてくださっている恩に、わたしは報いなくてはならないのに、その逆になっています。
 また、配本されるはずの本がずるずるとずれこんでいるために、取り次ぎ会社や書店のかたがたにも、ご迷惑をおかけしています。
 なにより、こんなわたしの小説を買って読んでくださっている読者のかたがたには、申し訳なさでいっぱいです。

 去年末から今年にかけて絶不調、ようやく復調したかと思ったら、震災と原発事故の精神的ダメージでさらに調子はどん底に。
 ……いや、それは言い訳です。情けないですね。
 まことにもって申し訳ありません。

 今後、このような状態がつづくようなら、ご迷惑をおかけしないために、筆を折ることも覚悟しなくてはと思っています。
 そのようなことにならぬよう、頑張ります。
by ashikawa_junichi | 2011-05-11 17:10 | 小説・本・仕事 | Comments(2)
Commented by 足立区のおじさん at 2011-05-11 17:45 x
あの……。芦川さんよりはるかに仕事量の少ないワタクシも、予定が大幅にずれ込んで、担当編集様には平謝り状態です。自分のペースは判るので、前もって「たぶんダメです」とお伝えしたら「ギブアップが早すぎる」と言われてしまうのですが……。
今日も、雨だからはかどると思いきや、なんだか気分がとっちらかってしまって……。ええいもう、こうなったら脂コッテリの中華でも食って憂さ晴らしだ!と、毎日憂さを晴らして、原稿は進まず体重は増えるばかりで……。
Commented by ashikawa_junichi at 2011-05-11 21:38
>足立区のおじさん
 原稿は進まず体重は増えるばかりなのは、まったく同じです( ̄□ ̄;)
 どうやら、迷惑をかけている編集さんがひとりダブりますね。
 この時期、書けない作家も多いのではないでしょうか。
 ともかく、書くしかないので、お互いに頑張りましょう!
<< 『命の女-槍の文蔵江戸草紙』 メンチ切ったそうですが…… >>