ねぶたとサザン

　ねぶた祭りの季節のようですね。
　いまから28年前に、青森にいた友人の家に何人もで厄介になったことがあり、そのときに、ハネトになって祭りに参加したことを懐かしく思い出します。
　掛け声は、
「らっせーら、らっせーら、らっせーらっせーらっせーら！」
　ですね。
　もうハネられないけど、見物はしたいなあ……。

　同時に思い出すのが、サザンオールスターズ。
　一緒に行った友人たちの一部（女性たち）が、ずーっとサザンオールスターズを聴いているのです。
「ほかのテープはないの？」
　と訊くと、
「沢田研二がある」
「じゃあ、たまにはそっちを聴いてよ」
「駄目！」
　というわけで、滞在中、ずーっとサザンばっかり。もううんざり。
　30年以上経っても、まだうんざり。いい曲ばかりなんだけど、桑田さんの声を聴くだけでうんざり。
　それだけ歌声に個性があるってことなんでしょうが、好きなものの押し付けは、人をうんざりさせて、それから遠ざけてしまうってことをファンは考えてほしいものですな。
　桑田さんの書いた歌詞がどれだけよいのか、以前にあるBBSで口を極めて称賛していた方がおられましたが、それを読んでいて、またもやうんざり。

　でも、たまーに、桑田さんの歌を聴いて、ジーンとして涙が出ることもあります。