「人が死ぬ話は嫌いなんです」

 アニメ『氷菓』は面白いですね。原作の第一巻だけは、ずいぶん前に買ったのですが未読で、すみません。
 米澤穂信さんの小市民高校生シリーズのファンなのですが、なかなかほかに手を出せておりません。仕事が一段落したら読もっと♪
 それはともかく、アニメ『氷菓』ですが、つい先日の回を観ていて、梨のハンドルネームを使っているかたを思い出しました。
 そのかたは、何年も前のことですが、Wさんの小説講座に通われ、
「ミステリーを書け!」
 と、ことあるごとにいわれていたとか。それがその小説講座のモットーだったのでしょう。
 でも、その梨のハンドルネームのかたは、
「人が死ぬ……殺される話は嫌いなんです」
 と仰ってました。
「ならば、人が死なないミステリーもありますよ」
 わたしは、そのとき北村薫さんや加納朋子さんの作品をおすすめしたのでした。
 その後、梨のハンドルネームのかたは、ミステリーは書かずに童話を書いて賞をおとりになったそうです。

 なんで、こんな話を書いているかというと、アニメ『氷菓』の先日の話が、まったくそのような話だったからです。日常のミステリーということもですが、話のキーポイントが、
「人が死ぬ話は嫌いなんです」
 というものだったから。

 千反田えるさん、可愛いですね♪

 ところで、このアニメの舞台のモデルは岐阜県高山市だそうです。

 しかしなんですな、わたしの時代小説は、ずいぶん斬り合いがあって、人が死にますねえ……。
by ashikawa_junichi | 2012-07-05 14:55 | 小説・本・仕事 | Comments(0)
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