煙草との不幸な関係

 ジブリアニメの『風立ちぬ』に日本禁煙学会がもの申したそうですが……時代背景もありますしね、文句をいうほどかと……子どもを対象にしたアニメというわけでもありませんしね。
 いや、まだ未見なので、はっきりしたことはいえせんが。

 ただ、以前にNHKでジェレミー・ブレット版のホームズものを放映していたとき、とんでもない新聞投書を読んで唖然としたことがあります。
 投書をしたのは、中高生の子どもがいる母親で、子どもと一緒に見ているので、喫煙シーンを出さないように出来ないかというものでした。
 煙草を吸わないホームズというのは、想像しがたいものがありますよね。コカインもですが、さすがにそっちはぼかしていました。ナレーションで「(地方に)保養にきたのは、コカイン中毒になったので……」と出てきましたが。
 煙草の害は親が教えればよいことで、アニメやドラマのシーンについてとやかくいうのは、ちょっと筋違いな気がします。

 さて。これからはあくまで個人的なことですが、ドラマやアニメに喫煙シーンが出てくると、胸が苦しく、ほんの少しですが気持ち悪くなってきます。
 なぜかというと……私と煙草の付き合いが不幸に終わったからです。
 一日一箱か二箱くらいなら、煙草を美味しくのめて、よい付き合いが出来たのでしょうが、三箱、四箱となると、もう旨いのは最初の一本くらいで、あとは惰性でした。気持ち悪いのに、吸わないといられない……。
 いつも喫煙場所を探しているという、煙草の奴隷のような状態になってしまい、しかも、吸っても旨くもなんともなく、逆に気持ちが悪くなる……このような状態から、煙草というものから逃げようとして、ついに断煙にいたったわけです。(詳しいことは、このブログの「禁煙」にまとめてあります)

 いまでも、煙草を吸っている光景を見ると、呼吸が苦しくなる気がします。胸も痛いような……。後遺症でしょうか。
 つくづく煙草との関係は不幸だったなあと思います。
 なにごともほどほどにですね。
 だから、一日10本~20本と、煙草とよいつきあいをしているかみさんに、やめろとはいいにくいです。たまにいってしまいますが。煙いから。
by ashikawa_junichi | 2013-08-15 18:21 | 禁煙 | Comments(0)
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