『もう頰づえはつかない』

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 チャンネルNECOで『もう頰づえはつかない』(東陽一監督・ATG)を観ました。
 1979年の作品。原作は、見延典子さんが卒業論文で書いた小説。
 テレビをつけたら、この作品が始まったのですが、懐かしいキャンパスが出てきて、目が離せなくなってしまいました。
 この映画の撮影時の前年にぼくは卒業していたのです。
 いまの学生たちと違って、格好が地味ですねえ……貧乏くさいなあ……ぼくはもっと貧乏くさくて、ダサかった気がしますが……。
 公開当時、この映画は観ていないのです。邦画、洋画を問わずに、観まくっていたのに……桃井かおりも好きだったのに……なぜだろう……。あまりに身近なような気がしたからかなあ……。(原作も読んでないので、なにが身近なのかっていうと、同じ大学、年齢が近い、失恋など、勝手に抱いていた表層的なイメージですが)
by ashikawa_junichi | 2015-05-01 00:54 | 映画・演劇 | Comments(2)
Commented by 松井美喜 at 2015-05-01 07:47 x
FBのコメント投稿がガラケー対応じゃなくなったので、こちらから…。
懐かしいですね。
私は公開時から少し遅れて3本立てで観ました。
桃井かおり特集みたいなテーマだったかな。
大学生の女子がすっごくリアルで、印象的でした。
服とか下着とか、くるくる丸めてしまうのが、実は一番印象に残ってるんですよね
Commented by ashikawa_junichi at 2015-05-01 16:29
>松井美喜さん
 故郷に帰る男(奥田瑛二)の服や下着を、主人公が旅行バッグに入れるためにくるくる丸めるシーンですね!
 その前のシーンも印象的でした。男が主人公の使っているハブラシを使ってしまって、主人公が激怒するってシーンですが、男はなぜ悪いのかピンときていない……いまではそんな男は皆無でしょうね(^o^)
 とにもかくにも、70年代が画面からにおい立ってくるような映画でした!
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