『泥棒バーニイシリーズ』最終巻はなぜか……?

 ローレンス・ブロックの『泥棒バーニイシリーズ』の最終巻『泥棒はスプーンを数える』が去年の9月に日本で発売されていたことに、いまごろ気づき購入。早速読み始めています。
 このシリーズのファンなのですが、最終巻とは残念。しかも! なぜなのか、最終巻のみ、これまでの早川書房ではなく集英社から。
 というわけで、読み終わって本棚に入ると、こうなります。(右端が最終巻の集英社文庫)
『泥棒バーニイシリーズ』最終巻はなぜか……?_b0122645_01415614.jpg
 コレクターならば、全巻ハヤカワポケットミステリで揃えていることでしょう。文庫よりポケットミステリのほうが本として魅力的だと思うのです。文庫で読み始めたとしても、古本屋でポケットミステリは手に入るでしょうからね。
 ただ、最終巻だけは、けっしてポケットミステリでは手に入りません。きっと、涙を流して悔しがっているのではないでしょうか。「なんで、最後の最後に版元が変わるんだよお!」と。版元が変わった理由ですが、ぼくは知りません。
 まあ、ぼくはコレクターではないので、ご覧のように文庫とポケットミステリ混在でもよかったですし、最終巻はひょっとして(大人の事情で)発売されないおそれもあったでしょうから、版元が変わっても読めるだけでありがたいです。
 さて。泥棒バーニイ・ローデンバーは、今度はなにを盗んで(おっと、背表紙にフィッツジェラルドの原稿と書いてある)、どんな厄介ごとに巻き込まれるのか!?……楽しみです♪


by ashikawa_junichi | 2019-07-08 01:57 | 小説・本・仕事 | Comments(0)
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