片岡義男の『珈琲が呼ぶ』

 先日、片岡義男の『珈琲が呼ぶ』を読了しました。キンドル版で。
 なぜキンドル版にしたかというと、多くの話が詰めこんであるエッセイ集なので、一編ずつちょこちょこと外出時に楽しもうと思ったからです。紙の本はソフトカバーの単行本なので、いつも持ち運ぶには不便です。
 掲載されているマグカップや地下鉄などのカラー写真はキンドルファイヤーで見ることにして、外ではスマホやペーパーホワイトで読みました。
 この本、珈琲について、さまざまな角度から面白い話が書いてあり、楽しめましたよ♪
 そして、電子書籍で読んでよかったです。というのも、あとがきにパート2があり、そこに、紙の本には分量の関係で載せられなかったひとつの話が電子書籍には入っているとあったからです。
 その話は、ほかの単行本『洋食屋から歩いて五分』に入っているものですが、珈琲についてのこの本にぜひ入れたかったものだそうです。題は『珈琲に向けてまっ逆さま』。田中小実昌と朝まで飲みつづけた話です。
 いま調べてみたら、電子書籍のほうがずいぶんと安くなってますね。こんなことを書いてしまうと営業妨害かも。
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by ashikawa_junichi | 2019-08-30 01:05 | 小説・本・仕事 | Comments(0)
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