サッカー残念&『千代田区一番一号のラビリンス』

 サッカー日本代表は、またもやベスト16で終りました。(6日)でも、試合では引き分け。PK戦での負けなので、一歩前進ですね。
 4年後に期待!
 さて、どこが優勝するのか!? フランスかブラジルでしょうか。はたまたイングランドかスペインかクロアチアか!? アルゼンチンか!?

 最近読んだ本で、面白い作品を紹介します。森達也氏の『千代田区一番一号のラビリンス』(原題書館)です。
 登場人物は森氏と思われる男性と山本太郎氏や映画監督などが実名で。そして、千代田区一番一号にお住まいになっていた平成天皇と皇后。退位を表明なさる前の時点での物語です。
 森達也氏なんだからドキュメンタリーかと思いきや、ファンタジーなのです。ですから、思い切り平成時代の明仁天皇、美智子妃殿下が登場し会話し、冒険します。お2人は実にチャーミングに描かれています。
 日本が行った戦争とはなんだったのか、天皇制とはどのようなものなのか、そして、天皇を語ることにおける現在の日本の空気など、いろいろと考えさせられます。
 そして、面白かったです。
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by ashikawa_junichi | 2022-12-07 01:03 | 小説・本・仕事 | Comments(0)
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