禁煙のこと④

 禁煙してから一週間後に、初めて煙草を吸う夢を見ました。
 当時の日記には、
「青いジャケットの右ポケットに半分くらい入った煙草のパッケージとライターがあり、一本吸っていいよなと思うが、いやダメだという気持ちがわき出て来る。吸いそうになり、焦って目が覚める」
 と、あります。
 やはり、禁煙を楽しんでいるとはいえ、体と心が煙草を求めていたのでしょうか。
 以後、なんどか、煙草を吸いそうになる夢を見て、そのあと、実際に吸っている夢も見たことがあります。
 目が覚めて、ああ現実では吸ってないよなと思ってホッとしたものです。

 禁煙二カ月後の10月に、出身高校の同窓会があり、幹事が僕らの年次だったので、同期の卒業生が沢山集まりました。
 二次会の会場は区の施設だったのですが、宴会場は禁煙です。かなりの人(主に男性)が、煙草を吸うために、廊下の喫煙場所に移動しては戻ってきます。それを見て、ああ、僕はなんと楽になったのだろうと、勝手な優越感に浸ったものです。

『禁煙セラピー』には、煙草の代用品は使うな、と書いてありましたが、どうにも口元が寂しくて、ガムを噛んだり、パイポを吸ったりしました。パイポを煙草と同じように深く吸って吐くと、気持ちがよかったです。けっきょく、僕はパイポで、喫煙の欲求を誤魔化していたのでしょう。
 ダーティ松本さんは、昆布がよかったと書いておられます。酢昆布でしょうか……僕は、まったく思いつきもしませんでした。さすが、奇想の天才漫画家の発想です。

 次回は、禁煙したことによる戸惑いです。おそらく最終回です。
by ashikawa_junichi | 2008-04-05 14:29 | 禁煙 | Comments(0)
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