カテゴリ:映画・演劇( 72 )

『深夜食堂』と寅さん映画

 ぼくの文庫小説の著者紹介文に「人情ものには定評がある」と書かれていることが多いのですが、定評があるかどうかは知りませんが(編集者さんの好意でしょうが)、けっこう人情ものを書いています。

 実は、若いころは「人情もの」というものが苦手でした。というか、反撥していたんですね。
 若いころって湿ったものが苦手で、「人情」とか「浪花節」的なものに反撥していたのです。
 その筆頭が寅さん! そう、『男はつらいよ』でした。
 最初の3作までは映画館で観たのですよ。映画はなんでも観ようというスタンスだったのです。でも、3作観て、もういいやと思いました。(ひょっとしたら1作しか観てないかもしれません。記憶が定かでないので)
 藤圭子が好きで、浅草公会堂のコンサートにいったことがありますが、第一部は寅さんの映画でした。もちろん、映画は観ずに、第二部のコンサートだけ楽しんだことを思い出します。

 ただ、人情ものに対する反撥も、ベタなものに対しての反撥でした。
 テレビドラマの『木枯らし紋次郎』は大好きだったのです。(原作はずいぶんあとになって読みました)
 紋次郎も、底に流れているのは「人情」ですから。表面的なベタな人情ものに反撥していたのですね。

 ところが、最近は、ベタな人情ものに涙するようになってきました。
 そう! 今日の夜中に放送する『深夜食堂』のようなドラマにです。まあ、『深夜食堂』は、人情ものというほかに、全体的に醸しだす懐かしいような心をくすぐる雰囲気が素晴らしいのだと思いますが、若いころは「こんなクサいドラマは俺は観ない」といっていたかもしれません。

 歳とって、湿ったものに対する反撥心がずいぶんと薄れてきたようです。
 
『深夜食堂』に涙して、ぼく自身もつたないながら人情時代小説を書いていて、心の中にある「人情」や「浪花節」的なるものの存在がぐっと大きくなっているような気がします。
 ということは……。いまなら寅さん映画を楽しめるに違いない! ということです。
 寅さんファンには、なにをいまさら!といわれるはずですが、逆にいえば、これから、ほとんどの寅さん映画を、この歳で初見で観賞できるということになります。これはこれで、素敵なことではないですか!? うふふ。

※画像の芦川いづみさんは、早くに引退されてしまいましたから、寅さんのマドンナにはなりませんでしたねえ。残念……。
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by ashikawa_junichi | 2014-10-28 15:57 | 映画・演劇 | Comments(2)

ジェームズ・ガーナー氏逝去

 ジェームズ・ガーナー氏が逝去。享年86。
『大脱走』『マーヴェリック』などの映画に出ていましたが、わたしは70年代半ばに放送されていたテレビドラマ『ロックフォード氏の事件メモ』が忘れられません。
「氏」が入ったのは、第1シーズンだけのようですが、入ったほうがしっくりきます。
 ロックフォードは、マリブの海岸のトレーラーハウスに住んでいる独身の私立探偵で、屋台のタコスが好物でしたね。
 楽しいドラマだったなあ……。

 ジェームズ・ガーナー氏のご冥福をお祈りします。

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※ウィキペディアから勝手に持ってきた画像です。まずいかな…。
 
by ashikawa_junichi | 2014-07-21 15:46 | 映画・演劇 | Comments(0)

『ハルナガニ』を観劇

 21日月曜日は、三軒茶屋のシアタートラムで、かみさんと『ハルナガニ』を観劇しました。
 原作は芥川賞作家・藤野千夜女史の『君のいた日々』です。
 演出は内藤裕敬氏、脚本は木皿泉氏。出演は、薬師丸ひろ子、渡辺いっけい、細田善彦、菅原大吉、菊池亜希子の各氏。
 原作とはずいぶんと趣が違っていましたが、家族とは? 人を思う心とは? 人の存在とは? という核心のテーマは同じでした。
 原作は涙涙でしたが、舞台は笑いがたくさんあった上に、最後はしみじみとしました。
 27日の日曜までシアタートラムで上演しています。また梅田芸術劇場で5月2日から4日まで短期間ですが上演しますよ。

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 観劇後は(ぼくとかみさんとは旧知の仲の)藤野千夜女史と装幀家の稲葉さゆり女史、さゆり女史のおねえさん、漫画家・イラストレーターの風忍氏、そして画家で『君のいた日々』の表紙も描かれた北澤平祐氏と回転寿司屋へ。イザカヤ・トリビーのミカさんも合流して、楽しい時間を過ごしました。
 回転寿司屋といっても、大きな店なので、席はテーブルです。
 ぼくは、二つ年上の風忍氏と、昔のテレビ番組の話などで盛り上がりました。
 回転寿司屋を出たあと、風氏、ミカさんは帰り、残りのメンバーでカフェへ。
 夕方5時すぎに入ったのですが、出たのは11時でした。ずんぶん長く話していたのですが、あっという間でした。
by ashikawa_junichi | 2014-04-22 01:55 | 映画・演劇 | Comments(0)

尾道のさびしんぼう人形

 以前、尾道の志賀直哉旧居が、志賀直哉文学記念室だった時代、入り口近くに大林宣彦コーナーというのがあって、さびしんぼうの人形が置かれていました。
 映画『さびしんぼう』の富田靖子さん演じるさびしんぼうの等身大人形です。
 この人形と多くのかたが記念写真を撮ったことでしょう。
 尾道出身の若い作家柚木さんはご存じなかったので、ずいぶん前になくなったんですね。
 先日、古いアルバムを整理していて、この写真を見つけました。30年くらい前の写真です。

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 ネットではここくらいしか、さびしんぼう人形の記述を発見できませんでした。(黄緑文字をクリックしてください)
by ashikawa_junichi | 2014-04-11 23:04 | 映画・演劇 | Comments(0)

『男おいらん』を観た!

 昨日土曜日は、笹塚ファクトリーで『男おいらん』を観劇しました。
 吉原の奥に、裏吉原があり、そこでは男遊女たちが客を待っている……。
 幻想的で優美な舞台でした。
 出演者たちは、すべてイケメンときてます。特に主役の吉原シュートは実に妖艶でした。
 原作は内藤みかさんです。脚本にも参加されています。
 惜しむらくは、昨日の日曜日が千秋楽であること。でも、今回のは大好評につきの再演なので、また公演があることでしょう。
 画像は、開演前の舞台です。

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 観劇後は、笹塚のイタリアンレストラン『キャンティ』へ。
 そのあとはカラオケ。そしてダーツバー。
 初めて本格的なダーツをしたのですが、これにはハマってしまいました。朝までやっていて、帰宅したのは6時すぎですよ(^o^;)
by ashikawa_junichi | 2014-03-30 21:13 | 映画・演劇 | Comments(0)

昨日は『熊野(ゆや)』『道成寺』を堪能しました

 昨日は宝生能楽堂で『熊野(ゆや)』と『道成寺』を観賞してきました。
 道成寺は、東川尚史さんがシテを演じました。
 道成寺のシテをすることで、一人前の能役者として認められるのだそうです。
 鐘入りはさすがにダイナミックでした。その前の「乱拍子」は小鼓とシテの対決が見物でした。

 そのあとは新宿へ移動して、たのしい飲み会に。
by ashikawa_junichi | 2014-03-24 16:15 | 映画・演劇 | Comments(0)

シニア料金で『鑑定士』を観てきた!

 新宿武蔵野館で『鑑定士と顔のない依頼人』を観てきました。
 評判に違わずに、最後まで飽きさせない展開で面白かったです♪
 宣伝どおりに2度目を見たら、印象が変わりそうですね。頭の中でシーンを思い出しているだけで、ラストの印象が変わってくるような……。

 昼の回でしたが、空いていると思ったのに混んでましたよ。とくに老人が多かったです。
 老人といえば、今回、はじめてシニア料金で入りました。1000円!
 還暦になってから、すでに一回映画館へいってますが、そのときは一律1000円の日だったので、今日がシニア料金初体験というわけです。

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by ashikawa_junichi | 2014-01-30 22:54 | 映画・演劇 | Comments(0)

昨夜は『大人の麦茶』公演を観劇

 昨夜は、新宿紀伊国屋ホールへ。
大人の麦茶二十一杯目公演 ゆびに のこる かおり』を観劇してきました。
 同行者は、聖さん、hanaさん、Fumikaさん。
 聖さんの演劇活動時代の教え子であるTOKYO流星群の騎田悠暉くんが出演しています。
 ちょっと詰め込みすぎかなと思われる話でしたが、過去の話の挿入のしかたは実にスムーズで分かりやすかったです。
 ラストは少し涙が出ましたよ。まあ、歳とってかなり涙腺がゆるい……というかゆるすぎです(^o^;)
 騎田くんの女形の演技は色っぽかったです。以前に見たときとは隔世の感がありました。

 観劇のあとは、一週間前にもいった『AEN』へ。しばらくして騎田くんも加わって、美味を堪能。
 そして『t's』へ移動。

 ちょっと呑みすぎて、今日は二日酔い気味でした。

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by ashikawa_junichi | 2013-12-01 18:30 | 映画・演劇 | Comments(0)

『東京シャッターガール』!

 週刊漫画ゴラク不定期連載の『東京シャッターガール』(桐木憲一作・ニチブンコミックス)が映画化されました!
 オムニバスで、三作の短編です。監督も主演女優も、ほかの出演者も作品ごとに違います。
 池袋シネマ・ロサで、10月12日から25日までレイトショー上映されるそうです。初日は舞台挨拶があって、三監督、三主演女優、そして原作者が出演する予定だとか。

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 漫画ゴラクは、わたしの古巣ですが、ちゃんと試写会にネットで応募して当選したので、観賞してきました。
 好みは冒頭の手塚眞監督の『わたしは、シャッターガール』でしょうか。映像がはじけてました。多幸感さえ感じました♪
 最後のコバヤシモトユキ監督の『夢路! お前無茶すんなぁ!』は原作に同じタイトルの作品がありますが、話はかなり違います。ほかの作品も混ぜて、恋愛&ストーカーを絡めていて、面白かったです。
 真ん中に上映された寺内康太郎監督の『写真って何?』は、暗く重い話でした。でも、監督の写真と青春に対する真摯な態度が迫ってきて、なかなかの力作です。重い話なんで、真ん中に持ってきて正解ですね。

 漫画家桐木憲一さんの原作も紹介しておきましょう。これも書店で購入しました。
 読んでいると、なんだか温かな気持ちになるんですよね。なんでしょうねえ、この甘酸っぱい幸せな気分は……。

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 桐木さんは、池袋のいまはなきトキワ荘の近くの赤塚不二夫が住んでいたというアパートで、漫画を描かれているそうです。
 先日の『モヤモヤさまぁ~ず2』に出演されてましたね。
by ashikawa_junichi | 2013-10-08 15:14 | 映画・演劇 | Comments(0)

イイネ! 歴代ジェームズ・ボンド!



 やっぱりボンドはいいですねえ♪
 たまりませんねえ♪♪♪
 女たらしで粋でユーモアのセンスがないとねえ。だから、いまのボンドはちょっとねえ……(-o-;)
by ashikawa_junichi | 2013-10-03 12:15 | 映画・演劇 | Comments(7)